10月の第2週目のとある日。
最近まで朝晩は冷えるようになったと感じていたが、今日は1日を通してとても寒い日だった。
日中は曇り空で、日差しがなかった。
天気予報でも、
「明日はさらに冷え込みが増すでしょう」
とお天気お姉さんが笑顔で教えてくれた。
できればその笑顔で部屋も温めてほしい。
笑顔でできるお部屋あったかプロジェクトなんてないかな・・・。
私はとにかく寒いのが大嫌いだ。
冬より夏が好き。
かき氷よりおしるこが好き。
プールより温泉が好き。
ハンモックよりこたつが好きなのだ。
空気が冷たいと、まず、鼻の頭が冷たくなる。これが曲者。
(人より鼻が高いからと人から言われるが、何ミリも変わらないと思う。)
そこから手足が冷たくなり、髪の毛まで冷たくなる。
今晩は、お風呂に入ろうとお湯を沸かしたが、私の身体の冷たさが勝った。
42度のお湯はり温度では、間違いなくこの冬は戦えない。
全く自分が雪女になったかのようだ。
最近飼い始めた、メダカたち。
充分なサイズの水槽に、ろ過フィルターや日照時間が決められるLEDライト、そして水温調節ができるヒーターを取り付けてある。
寒いながら、じーと水槽を眺めていると、当然足元が冷えてきた。
「ヒーターで25度に保たれて、年中快適か。あったかくて羨ましいなー」
「幸せもののメダカたちめ。」
今私が望む理想郷が、目の前でゆらめいていた。
直近の18年間を、東京で生活をしていたため、18年ぶりの雪国生活。
果たしてこの冬、生きていけるだろうかと、今から心配している。