私には休日も平日もない。
もうその世界の住人ではなくなってしまった。
最近、近くに家族がいるおかげで、少しづつ曜日の感覚が戻ってきた。
今日は9月の晴れた日曜日。
ずっと秋雨前線やら台風の影響で雨続きだったので、とても気持ちがいい。
どこかへ出かけたくなる。
ピクニックに行くにも、昨日の雨で地面は濡れてるし、買い物に出かけるにもコロナが流行っているのにわざわざ人込みに行く気にもならない。
そしてなにより、私は車を持っていない。
ATの自動車免許は持っているが、免許証を手にしてから一度も運転していない。
東京に住んでいたときは、免許証は身分証として重宝していたのだが、ある時からマイナンバーカードなるものが登場し、最近は財布の隅に追いやられている。
さて、「田舎暮らしで車を持っていない」なんて、生活できるのだろうか?と思うのではないだろうか。
答えは「家族が近くにいれば可能」である。
必要なものは家族の買い物に同行すればいいし、ごはんは毎晩ごちそうになればいい。
朝と昼は、シリアルやパンなど簡単なもので済ませ、夜ご飯はビール1本とスマホを持って家族の家に向かう。家族へ充分なお金を渡しているから、堂々と食べられる。おかわりもできる。
つまり、自分の住むアパートで料理をしないということだ。
これは非常に都合がいい。
買い物は冷凍ものやレトルトなどの常備食しか買う必要がないので、毎日出かける必要はない。生ゴミも出ない。ガス台もいらない。
一つ誤算だったのは、田舎では案外、通販が不便だということだった。
東京暮らしでは、翌日配送がほぼ当たり前だったし、置き配やロッカーへの配送も、サイトからポチれば変更や指定ができる。
しかし、住んでいる田舎では、配送センターが近くにないため、融通が利かない。日時指定は、配送センターの営業時間内に電話をしてお願いしなければできない。
アパートには宅配ボックスもないし、不便この上なし!
まぁこれを理由に、車を持ちたくなるかと言われたら、全然ならないけど。
まだ田舎に住んで3か月、雪が降ってきたら考えが変わるかどうか。